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天文中年の部屋

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ニコンデジタル一眼レフによるネイチャー系写真と天体写真

前玉はずしマクロレンズ。

皆さん、こんばんは、天文中年です。

今日は、最近製作した、改造マクロレンズについてレポートします。
もともとは昆虫写真家の海野和男先生が考案されたレンズです。

一年くらい前に電気蛙さんのホームページでも流行りました。♪
で、遅まきながら、私もこのたびチャレンジしました。
で、昆虫写真家の湊和雄先生にアドバイスを頂いてこのたび
完成いたしました。

使用したレンズは

ニコンのAF Zoom Nikkor 28~80mm F3.3~5.6G です。

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_2194547.jpg


プラスチックマウントの安価な標準ズームレンズです。
レンズ自体は価格が安い割りには結構良く写るレンズです。

で、こいつの前玉をはずせばそれで出来上がりです。


前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_2112411.jpg


前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21121857.jpg


レンズは硬くてなかなか外れにくいですが、何とかはずせました。
ガラスモールドの一体構造の前玉と4枚のスペーサーが入っていました。

で、拡大率はズームリングで調整できますが、ピントは前後の移動でピンを
合わせます。

で、実際拡大率は並みのマクロレンズを凌駕します。
で、大体ですが2倍くらいの拡大率があります。

レンズは前玉はずしただけですから、AF以外の自動露出も使用可能です。
ただ、レンズ前数センチでピントが合うレンズですから、被写体がカメラの陰に
なることが多いのでスピードライトがあると便利です。

で、内臓のスピードライトを活用する方法を湊和雄先生にアドバイスを頂きました。

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21354121.jpg


デフューサーです。

これをフードに付けると完成です。

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_2136514.jpg


これの材質は薄いプラスチックに紙の繊維を混ぜたものです。

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21393038.jpg


で、ホームセンターでサンプルがおいてあったのでもらってきました。
で、それをレンズフードに合わせて扇型にカットしました。

で、実際の作例です。

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21421610.jpg


直径5ミリにも満たない小さな花です。
地面に寝転んで撮りました。♪

で、スピードライトの光のまわりぐわいを確認しておきました。

まずは正面から

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21451279.jpg


デフューサーにした、白いプラ製の障子紙が白く光っています。

横から

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_21464833.jpg


横から見てもフードの真下まで光が回っているのが確認できます。♪

前玉はずしマクロレンズ。_f0055257_2148585.jpg


斜め上から見ても光がよく回っていることが確認できますね。♪

で、後は、やっぱり虫撮りたいです。(笑)
by tenmontyunen | 2007-01-15 21:49 | 機材について

by tenmontyunen